【要確認】災害時にはどれぐらいの容量のポータブル電源が必要?

こんにちは!

PSL中の人です。
このブログはポータブル電源の開発・販売に携わる仕事を数年していた経験をもとに、皆さんにポータブル電源の魅力を分かりやすく伝えていきます

日々日本では、地震や水害・台風などさまざまな災害が起きています。
大きい影響を与える大災害となると、電気が止まってしまうことも多くあります。

たとえば、東日本大震災では停電を復旧するのに最低でも3日はかかっていました。
もっと被害が大きいところでは、さらに復旧するため時間がかかってしまいます。
電気はなくてはならないものですので、停電してしまうと大変です。

こちらでは停電時にも活躍する「ポータブル電源の災害時に必要な容量や購入する時の選び方」などを紹介していきます。

目次

災害時に電力を確保するには最低どれくらいの容量が必要か?

ポータブル電源といっても、その性能はさまざまで容量にも違いがあります。

そこまで容量がないタイプで簡易的なものはリーズナブルですが、そこそこに容量があり機能が付いているものは高いです。
災害時には一体、どの程度の容量が必要か見ていきます。

最低でも1000Wh以上は必要

災害が起きてしまうと、一切の家電製品が使えなくなってしまいます。
炊飯器や部屋の明かり、ラジオ、スマートフォンの充電などを考えると、ある程度の容量が必要です。
しかも、いつ停電が終わり電気が復旧するかわからないため、ある程度の量がないと安心とは言い切れなくなってしまいます。

災害時を意識してポータブル電源を選ぶ際には、1,000Wh以上の大容量モデルにしましょう。
ラジオやスマートフォンの充電ができるだけでなく、災害時の調理などにも使用できます。
小型のテレビなども動かせるので、停電時でもより多くの情報を入手することが可能です。

どの程度を1日のうちに消費してしまうかにもよりますが、1,000Wh以上あれば3日程度は持ちます。
上手に節約しながら使えれば、それ以上電気も長持ちするので、3日程度の停電時であれば乗り越えられるでしょう。

もっと安心したい場合は2000Wh以上がおすすめ

容量も大きくなってしまうので値段も高くなりますが、もっと安心して使いたいという場合は、思い切ってさらに大容量のものを購入しておくのも手です。
停電は必ず3日で復旧すると決まっているわけではないため、少しでも長く電気が使えるものを用意しておきたい方もいるでしょう。

中には、2000Wh以上の大容量のものがあります。
万が一停電しても、ある程度の日数はポータブル電源で乗り越えられます。
いざ何があるかわからない世の中ですので、安心を買うと思ってグレードの高いポータブル電源があっても良いでしょう。

一般的なモバイルバッテリーだけでは正直足りない

停電してもとりあえず懐中電灯とラジオ、そしてスマートフォンが使えれば良いと思っている方もいるかもしれません。
その場合、モバイルバッテリーだけでなんとかなりそうと感じていないでしょうか。

確かに、モバイルバッテリーも電気がない時には便利ですが、それは通常の生活で少しスマートフォンを充電したいと思う時だから対応できます。
災害となったら、今まで当たり前のように使っていた電気がすべてダメになってしまうため、まったく容量が足りません。
モバイルバッテリーはAC電源がついていないものが多く、例えば小型扇風機ですら動かすことができません。

モバイルバッテリーで何回かスマートフォンを充電してしまったら、それで終わりになってしまいます。
確かに、容量が大きいものもありますが、6回程度フル充電してしまったら終わりにもなります。
停電が数日続く頃には、スマートフォンも充電できなくなり困ってしまうでしょう。

真夏や真冬を考えてもポータブル電源の容量は多いほうがいい

災害が春や秋など、特にエアコンを使わなくてもなんとかなる時期とは限りません。
もしかしたら真夏の日中40℃近くまで気温が上がるような時に、大震災が起きてしまう可能性もあります。

真冬もじっとしていられないくらい寒い時期がありますので、この時は炊飯器やラジオのほかにエアコンなどの冷暖房器具も必要となります。

いざ停電してしまった時、ポータブル電源から電気を使うと結構な量を使ってしまうのも事実です。
特にエアコンは、電気代の中でも結構な割合を占めてしまうため、ある程度の容量が必須です。

真夏や真冬を想定したら、少し高くでも容量の大きいポータブル電源があると良いでしょう。

ポータブル電源の選び方

災害時を想定してポータブル電源を購入しようと思った時、どんな点に着目して購入すれば良いのかわからない方も多いのではないでしょうか。
ここからは、ポータブル電源の選び方についてポイントを紹介していきます。

定格出力には注意

いざ災害が起きた時には、さまざまな家電製品を接続して電気を使うこととなります。
その際、定格出力が少ないものを選んでしまうと、接続したい家電製品が正常に動かず電気が使えない可能性が出てきます。
困った時だからこそ使いたいのに、いざという時使えない事態となってしまうのです。

小型冷蔵庫や冷風器・冬なら電気毛布などさまざまな家電を使用することを想定していると思いますが、すべての定格出力を調べ、それ以上の大きいものを選ぶようにしましょう。

ACポートの出力波形にも注意

あまり聞き慣れない言葉かもしれませんが、ACポートの出力波形でも使用できない機器があります。
選ぶ時には、使用する機器の種類に関係なく安心して使える正弦波を選びましょう。

殆どのポータブル電源は正弦波で出力が可能ですが、中には修正正弦波(疑似正弦波)・矩形波があります。
こちらでは一部の機器で使用できません。

せっかく使いたいと思っていた機器が使えないという状況も招いてしまうため、ACポートの出力波形が正弦波かどうかはしっかりと確認しましょう。

充電方法は重要

災害時は、電気がそもそも使えないためポータブル電源の電気がなくなってきても補充できません。
その際ソーラーパネルで充電できれば、特に晴れた日の日中を利用して充電できます。
曇っていてもなんとか日光があれば、少しでも充電でき安心です。

停電はいつまで続くかわからないため、日々電気の量が少なくなってしまうと不安を感じてしまいます。
しかし、太陽光から少しずつ補充できれば、その分長く電気を使うことができます。

ポータブル電源の中には、配線など面倒なものがなくそのままパネルを展開して使えるものもあるのでチェックしてみましょう。

いざという時すぐ使えるようにしよう

ポータブル電源を購入したから、そこで安心ではありません。
いざ大災害が来た時に使えるようにするため、普段からしておくことがあります。

保管は高温多湿を避ける

置いておく場所が高温多湿だとポータブル電源自体が壊れてしまいます。
変な負荷をかけると知らない間に壊れていて、いざ使おうと思った時に動かない可能性もあるのです。

なるべく直射日光なども避け、ジメジメした場所に保管しないようにしましょう。

充電はこまめに行っておく

買ってそのままにしておくと、いつ間にか充電も0%になります。
故障しているわけではないのに、いざという時に電気が入っていなくて使い物にならない場合もあります。

0%での放置や100%での放置もバッテリーの状態によくありませんので、80%前後の容量で保管を行うのがベストです。
以前に予想される災害(台風や大雨など)がある場合、その時期に合わせてフル充電を行いましょう。

日頃からこまめに充電をし、動作確認も行っておきましょう。

まとめ

災害はいつ起こるかわからないですし、停電も急になるため備えは必要です。
中でもポータブル電源があると安心ですが、災害が起きた時に対応できる容量は重要です。

さまざまな家電機器を利用すると想定し、最低でも1000Wh以上のポータブル電源を選びましょう。
もっと安心したい場合は、2000Wh以上の大容量もおすすめです。

いざという時に使えるように、日ごろからのお手入れも欠かさずしておきましょう。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次