【災害時に役に立つ】ポータブル電源とソーラーパネルの相性

こんにちは!

PSL中の人です。
このブログはポータブル電源の開発・販売に携わる仕事を数年していた経験をもとに、皆さんにポータブル電源の魅力を分かりやすく伝えていきます

近年、日本ではさまざまな災害が起こっています。
地震や洪水・大雨、台風など、私たちは常に危険と隣り合わせにいると言えるでしょう。

こうした災害に備えるためにも、電気がなくてもひとまず急場はしのげる体制は整えておかなくてはいけません。
そこで今回は、「災害時にも役立つポータブル電源とソーラーパネル」を紹介しましょう。

目次

災害と停電は同時にやってくる

たとえば、東日本大震災では、東北電力や東京電力管内で大規模な停電が起きました。
大きな被害を受けた原発をはじめとしたさまざまな発電所が機能を停止し、電力を輸送する電線などにも影響が出たからです。

停電は数日にわたり、地震が起こった後一日中電気なしで過ごさなければいけなかったという家庭も多かったでしょう。
電気がなければさまざまな形で苦労することは言うまでもありません。

特に最近ではスマホが普及しており、情報収集はこれ1台で済ましているという人も多いでしょう。
スマホが充電できなければ遠くにいる友人との連絡も取れませんから、安否確認にも関わります。

もちろん、避難所などには充電用の電源が備え付けられているところもあるでしょう。
とはいえ、避難所に殺到したありとあらゆる人たちが電源に群がることは容易に予想がつきます。
こうした事態に備えておくためにも、自分用の電源を確保しておくことは欠かせません。

停電時に役に立つポータブル電源

最近では出先でもスマホの充電ができるようなモバイル充電器もたくさん普及してきました。
しかし、そうした小型の充電器では貯蔵できる電力に限界があります。

一方で、大型のポータブル電源ならばより多くの電源を貯蔵することができます。

たとえば、小型の充電器はスマホを2、3回充電してしまえば電気がなくなってしまう製品がほとんどでしょう。
一方で、ポータブル電源でスマホを充電しようと思えば大きいものだと20回以上充電できるものもあります。
仮に1日1回フル充電をするとすれば半月以上持つ計算です。

中には家族数人で避難せざるを得ないケースもあるでしょうから、なおさらポータブル電源はありがたい存在となるでしょう。

ポータブル電源は大容量なので用途はいろいろ

また、寒い時期や暑い時期においてもポータブル電源は役に立ちます。
それこそ東日本大震災が起きた時は三月で東北ではまだ寒い時期だったため、多くの人が寒さに苦しみました。
そんな中でポータブル電源さえあれば、電気毛布やストーブも大型のポータブル電源であれば使用が可能です。

あるいは暑い時期には扇風機やクーラーを稼働させることも可能です。
*クーラーを使用する場合、大容量かつ出力が高いポータブル電源が必要です。

もちろん、そうした家電製品は多くの電力を消費するものがほとんどです。
一方で、ポータブル電源の電力には限りがあります。
そのため、停電の中でも一日中家電製品を使い続けられるというわけではありません。

とはいえ、1日の中で一番寒い時間にわずかな時間だけでも家電製品が使えれば、心の余裕につなげられることができるでしょう。

ポータブル電源はソーラーパネルと相性抜群

ポータブル電源はどこででも電気を使えるというのが長所です。
一方で、充電できる施設がなければ、貯蔵している電源を使うことしかできないというのが最大の弱点と言えるでしょう。

しかし、この弱点を補う手段は存在します。
それこそがソーラーパネルです。

ソーラーパネルはご存知の通り、太陽光のエネルギーを電力に変換するための装置です。
これさえあれば、停電時でも太陽光を使ってポータブル電源を充電することができるでしょう。
ソーラーパネルとポータブル電源をセットで販売しているメーカーが多いのもそれが理由です。

最近では高性能のソーラーパネルも開発され、短い時間で多くの電力が生み出される製品も発売されるようになってきています。
中には、ポータブル電源を充電したいならば、半日程度太陽光に当てておくだけで満タンになるという商品も存在するのです。

もちろん、ソーラーパネル最大の弱点も忘れてはいけません。
それは太陽が出ている晴れの日でなければ電力を生み出すことはできないということです。

とはいえ、全く晴れない日が何日も続くことは稀なので、何も備えがないまま災害を迎えるより、できるだけ備えを十分にしておいたほうが災害を乗り越えやすいのはいうまでもありません。
ポータブル電源とソーラーパネルがあれば、電力なしの暮らしが数日続いても無理なく過ごせる可能性が高くなります。

災害がなくてもポータブル電源とソーラーパネルは役に立つ

日本では災害が頻発していますが、地域によっては小さな災害には遭ったことがあるものの、大きな災害に出くわしたことはないという人もいるでしょう。
そうした人にとっては、「本当にポータブル電源やソーラーパネルを買っておく必要があるのだろうか?」と疑問に感じるはずです。

確かに、災害に備えるのは大事なことだけど、無駄な買い物をして損をする可能性はないだろうか、と感じるのはもっともなことです。
しかしながら、ポータブル電源とソーラーパネルは災害時でなくても十分すぎるほどの使い道があります。

たとえば、最近ではキャンプがブームになっています。
もちろん、電源なしで薪や炭を使って昔ながらのバーベキューを楽しむのも良いでしょう。
とはいえ、ここに電気があればもっと快適にキャンプを楽しむことができます。

電気さえあればキャンプ先でテレビを楽しむこともできますし、ランタンやサーキュレーター・電気毛布などよりキャンプを快適に楽しくするアイテムも使えます。

そのほか、なかなか電源を取ることができない場所でもポータブル電源は力を発揮します。
少し前からDIYに取り組む人が増えてきていますが、中には外で作業しようと思ったけれど電源がないからあきらめたという人もいるのではないでしょうか。
そういう時にもポータブル電源を使えば、電動ドライバーや電動ドリルを遠慮なく使うことができます。

ポータブル電源の保管は慎重に行おう

このようにさまざまなシーンで便利に使うことができるポータブル電源を購入しようか検討している方も多くいるでしょう。
一方で、ポータブル電源は扱いに注意が必要な製品でもあります。
特に保管については慎重に行わなくてはいけません。

ポータブル電源は極端な暑さや寒さに弱い傾向があります。
たとえば、日中ずっと暑い物置に置いたり、風通しが良すぎて寒い部屋に置いてしまったりするとバッテリー性能が劣化してしまうのです。
また、直射日光が当たる場所や粉塵湿気が多い場所に置くのも避けなければいけません。

こうしたことを防ぐためにも、日光の届かない涼しい部屋にポータブル電源を置くようにしましょう。
そのほか、ポータブル電源は災害時でなくてもマメに使ったほうが良いです。
なぜかといえば、ポータブル電源は使っていなくても放電を続けています。

放電し続けたまま充電がゼロになってしまうと、場合によっては過放電となり、二度と充電できない可能性さえあるのです。
これを防ぐためにも、たとえばスマホの充電器代わりにするなどして定期的にポータブル電源の充電容量をチェックするようにしましょう。
20%〜80%程の容量を維持することがバッテリーの環境に最も良いとされています。
是非、ご参考にしてください。

まとめ

今までなら災害時に備えて缶詰や着替えなどを携行しておこうというのが一般的でした。
もちろん、そうした品々は今なお重要な備蓄用品です。

しかし、世の中の生活が変わるにつれて、たとえ災害時であろうと使えたほうが便利という製品も増えてきています。
スマホやパソコン、音楽プレイヤーなどは娯楽用品なので非常時にはいらないといえば確かにそうでしょう。

しかし、長きにわたる避難生活を乗り切るためにも、そうした娯楽用品があるに越したことはありませんし、娯楽用品以外にも避難生活で必要な電力が必要なアイテムも沢山使えます。

災害時にもそうした製品を使うためにも、ぜひポータブル電源とソーラーパネルの購入を検討してみてください!

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